【作品解説】セザンヌ「スカル – Pyramid of Skulls」
ポスト印象派を代表する画家で、
「近代絵画の父」とされるセザンヌ。
モネやルノワールらと共に印象派として活動をしていましたが、
やがて印象派の「目に映ったイメージの再現」という表面的なものだけでなく、
対象の「存在」を表現するために、
自然を「円筒、球、円錐」で扱ったり、
複数の視点で対象を捉えたりといった方法で描くことを探求していきました。
これらの考え方はピカソをはじめとする後の画家たちに大きな影響を与えました。
「スカル – Pyramid of Skulls」は
セザンヌの代表的な作品のイメージとは異なるかもしれませんが、
晩年に死を意識する中で描かれた作品のひとつです。